「肩が痛くて上がらない」
「病院で石灰沈着と言われた」
そんなお悩みをかかえて来られたUさんは50代女性です。
肩を上げると痛く着替えをするのも困難な状態で病院に行ったのが10年前。
「肩の関節に石灰が沈着して痛みが出ています。」
とお医者さんに言われて注射とリハビリを約3か月続け、痛みはほとんど感じない状態になりました。
しかしその半年後からまた痛みが…
痛み止めを飲んでいましたが、痛みはひどくなるばかりだったため、知り合いの紹介で来院されたそうです。
今回はこの方の原因と解決法について書いていきます。
肩が痛くて家事をするのが嫌になるという方に参考にして頂ければ幸いです。
・猫背 ・自己流の運動で対処している ・身体がものすごく硬い
Contents
どんな悩みがあったのか?
主婦で家事動作で良く腕を上げるUさん。
肩の痛みが出ない範囲で肩を使っていましたが限界に。
一度痛なくなったのにまた復活してしまった痛みにかなりの不安を抱えていらっしゃいました。
痛み止めを飲み、痛みを抑えながら生活している状態だったそうです。
このまま痛みと付き合っていかないといけないのか不安だとお話しされていたのが印象的に残っています。
「この整体根本から治してくれるから」とお知り合いの紹介で来ていただきました。
原因は?
Uさんの肩の痛みの原因はある筋肉の使い過ぎにありました。
その筋肉の名前は上腕二頭筋!
肘を曲げる時に特に働く筋肉です。
腕を上げる時にもこの上腕二頭筋が他の肩回りの筋肉と共に働きます。
しかしUさんの場合、上腕二頭筋以外の筋肉が働きにくい状態にあり上腕二頭筋だけが頑張りすぎていました。
すると上腕二頭筋の付け根、肩の関節の前側が痛くなってしまうのです。
どんな治療をしたのか?
上腕二頭筋への負担を軽減させるために、3つのことをメインに行いました。
①猫背を伸ばし肩甲骨の動きを出す ②上腕二頭筋のマッサージ ③肩甲骨の動きの学習
①猫背を伸ばし肩甲骨の動きを出す
肩の治療のために、「上腕二頭筋に負担がかかったのか?」を考える必要があります。
Uさんの場合、肩甲骨の動きが悪いために上腕二頭筋以外の肩の筋肉が使いにくくなっていました。
肩甲骨が動きにくくなっている原因は猫背。
是非猫背のように背中を丸めて腕を上げてみて下さい。
腕が上がらなくなるのがわかると思います。
当院では、猫背の治療として「脊柱コンディショニング」という背骨の柔軟性を出す施術をしております。
「脊柱コンディショニング」は骨と骨の間「関節」を一つ一つ動かして、背骨の柔軟性を出していく治療です。
これを行うことで背中が伸び、肩甲骨が動かしやすくなるため痛みがなくなっていきました。
②上腕二頭筋のマッサージ
Uさんの上腕二頭筋はガチガチに固まっていました。
「脊柱コンディショニング」を行い、身体が整った後に筋肉をマッサージしていくと筋肉がほぐれやすくなります。
なので「脊柱コンディショニング」の後に、痛みが出ていた上腕二頭筋を緩めていくと緩みやすくなるのです。
しかし、背骨・上腕二頭筋の上腕二頭筋の柔軟性を出してもすぐに元にもどってしまいます。
その為正しい肩甲骨・肩の動きを、Uさんの身体に覚えてもらう必要があるのです。
③肩甲骨の動きの学習
うでを上げていくときに猫背のままだと肩甲骨が動きにくく腕が上がりません。
その為腕を上げていくときの身体の使い方…
肩甲骨のが動きやすい姿勢を体で覚えてもらう必要があります。
Uさんに行ったトレーニングは肩関節を安定させながら肩甲骨と背骨を動かす運動です。
詳しくは動画で説明していますのでご覧ください。
結果!
1回の治療後に腕を上げていっても痛くなくなりました。
治療期間
まだ治療2回目ですが日常生活で痛むこともなくなりました。
「二度と痛くなりたくない」とのご要望でしたので、1週間にに1回程度メンテナンスに来店される予定になっています。
デスクワークのように、同じ姿勢を取り続ける仕事の方は定期的なメンテナンスを行うと、痛みを予防できます。
ハレル野芥店より
肩関節の痛みに限りませんが、レントゲンやMRIで以上が見つかったところが痛みの原因とは限りません。
今回のUさんの場合石灰沈着が原因と言われていましたが、実際が石灰をとることなく痛みがとれました。
1人1人にあわせた治療が一番の近道ですので、お悩みの方はご相談ください。
また、「こんなトレーニング」「○○に効くストレッチ」が知りたいという方もご連絡頂くとあなたの悩みに合わせた動画をお送りします。
お気軽にご連絡ください。
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