「膝が痛くてしゃがめない」
「子供と遊べない」
そんなお悩みをかかえて来られたMさんは30代女性です。
3日前にしゃがみこんだ時に「ズキッ」右膝に激痛が走りました。
その後も痛みが引かず、しゃがみ込んだり少し膝を曲げる事すらできない状態に…。
普段から仕事・家事・育児と忙しいMさん。
とにかく早く膝の痛みをとってほしいということで、来院されました。
今回はこの方の原因と解決法について書いていきます。
膝が痛くて子供と遊べないという方に参考にして頂ければ幸いです。
・しゃがむと膝全体に痛みがある ・歩くたびに膝が内側に入ってしまう ・マッサージや整体には定期的に通っている
Contents
どんな悩みがあったのか?
3日前に膝に激痛を感じた時から、痛みがなくなることはありませんでした。
いつ強い痛みがくるか分からないので、安心して家事・育児を行うことが出来ません。
Mさんは2人の男の子ママさん。
運動量も多い男の子なので、満足に遊べなくなるという不安を抱えていました。
以前痛くなったときは翌日には痛みがなくなってので、今回も同じかと思っていたそうです。
でも全く良くならない・・・
「早く治したい」
そんな思いから当院を見つけて頂きました。
このまま治らなかったらと思うと不安とお話しされていたのが印象的に残っています。
原因は?
原因は膝関節のねじれにあります。
Mさんの場合、歩くたびに右膝が内側に曲がりやすくなっていました。
膝が内側に入ると、関節は、「ねじれ」を膝の筋肉で戻そうとします。
すると、歩くたびに、膝の筋肉が頑張りすぎるので痛みが出ていました。
なぜ、膝が内側に入ってしまうのか?
原因はMさんの股関節にありました。
本来であれば足の外側から衝撃があると、瞬時に外側に押し返すことが出来ます。
でもMさんの場合、膝を立てた状態で膝に外側から衝撃を加えると
グラグラ
股関節の周りの筋肉が上手く働くことが出来ず、グラグラしてしまいます。
なのでこの股関節の筋肉をうまく働かせることで、膝のねじれは抑えられ痛みはなくなっていきます。
どんな治療をしたのか?
3つのことをメインに行いました。
①膝・股関節を正しい位置に整える ②膝・臀筋周りの筋肉をほぐす ③股関節の再教育
①膝・股関節を正しい位置に整える
まず、いつも歩く度に捻じれて、歪んだ膝を正しい位置に整えます。
Mさんの場合、太ももの骨「大腿骨」に対して、膝下の骨「脛骨」が外側に捻じれていました。
この歪みを整えないと筋肉をマッサージしても、痛みがとれることはありません。
次に膝が捻じれる原因の股関節も整えていきます。
股関節も歩く度に内側に捻られるので、しっかりと整える必要があるんです。
もし膝が痛くて、注射や湿布・マッサージで良くならない方は、膝が捻じれていないか確かめてくださいね。
確かめ方はこちらからどうぞ↓
②膝・臀筋周りの筋肉をほぐす
歪んでいる関節が整ったら、硬くなっている筋肉を緩めていきます。
関節が整っているから筋肉は緩みやすくなっていますし、無理な力も入りにくいです。
筋肉を緩めることで筋肉が働きやすくなり、痛みもなくなっていきます。
③股関節の再教育
今まで筋肉は常に硬い状態で使われてきました。
その為、筋肉としては硬い状態が当たり前になってしまっています。
関節を整えて、筋肉を解していくだけではまたすぐに元に戻ってしまう…
なので、足をついた時にお尻の筋肉がタイミングよく使える必要があります。
お尻の筋肉の反応スピードを上げるようなトレーニングしていきました。
結果!
1回の治療後に膝の痛みががほとんどなくなりました。
治療期間
治療2回目で生活の中で痛むこともなく、先日子供と丘を走り回れたそうです。
「二度と痛くなりたくない」とのご要望でしたので、1週間にに1回程度メンテナンスに来店される予定になっています。
立ち仕事のように、同じ姿勢を取り続ける仕事の方は定期的なメンテナンスを行うと、痛みを予防できます。
ハレル野芥店より
膝が痛い原因は膝だけにないことがほとんどです。
もちろん膝のねじれだけが原因というわけではありません。
人によって原因が変わりますので1人1人にあわせた治療が一番の近道です。
お悩みの方はご相談ください。
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