「デスクワークですぐに首が疲れる」
「疲れが寝ても全然取れない」
今回のお客様は、お仕事で常にパソコンに向かわれているこの方です。
今回は常に感じる疲労感と長年の首・肩のコリが酷くなったため来ていただきました。
すると、たった1回の治療でかなり楽になり、後日
「長時間パソコンしていても全然疲れない」
とうれしいご報告を頂きました。
今回はこの方がどのように痛みを解消していったのかご説明していきますね。
どんな施術をしていったのか?
まず問診で「痛みの出ている場所」をお聞きしました。
痛みの場所によって問題が関節なのかそれとも違うところなのかが分かります。
この方の場合は特に首から肩にかけて、凝ったような痛みがあるとのことでした。
痛みの場所から関節ではなく筋肉に痛みが出ている可能性が考えられました。
姿勢のチェック
次のチェックポイントは「どんな動作で痛みが出るのか?」です。
これは実際に痛みの出ている姿勢をとってもらい確認します。
まず痛みの出ている動作を写真で一緒に確認して自分の動きを自覚して頂きます。
ここで写真を見て「私ってこんな姿勢してたんですね」と驚かれる方はとても多いです。
なかなか自分の動きを自分で見るなんて機会ないですもんね。
痛みの出る動きが座っている姿勢なので、座位姿勢を見ていきました。
この方の場合はパッと見て首が体よりも前に出ているように見えました。
詳しく聞いていくと猫背で首が体よりも前に出ている感じがあるとのこと。
こういう場合は、頭を支えるために首・肩や背中の筋肉に負担がかかる事が多いです。
常に首周りの筋肉に力が入っており、首の動きが悪くなりやすいので首の動きも見ていきました。
負担のかかっている場所の動きを見る
コリや痛みが出ている所は関節の動きが悪くなっている可能性があります。
この方の場合は首の動きを確認していきました。
すると、首を上下に動かした時に首の一部分だけが大きく動いているように見えます。
そして首を上に最大限上げたときに首の筋肉の張りがMaxに!
そこで「背骨や首の骨がかたくなり、動いている首の一部分に負担が来ているのかな?」と目星がつきました。
痛みの原因は背骨の硬さにある
この方もそうでしたが、多くの方が首を動かすときは首の骨だけが動くと思われています。
でも実は首を動かすときには首の骨だけではなく、胸の骨・腰の骨も連動して背骨全体が動くんです。
この方も背骨を動かしやすくすると・・・
首の動きが良くなり座っている姿勢でも痛みがとれて行きました。
ですが…ここで注意点を
ただ背骨の動きを出すだけだとすぐに元の痛みが戻ってしまうので、この正しい関節の動きを覚えるための運動を行います。
この動きを覚えることは”脳の学習”と言うのですが、そこまでやらないと3日〜7日後には元の痛みが出てきてしまいます。
・背骨が硬くなり首の一部分に負担がかかっている
・首の骨が必要以上に動きすぎる
・背骨の硬さ↓ ・首の骨の過活動↓
背骨を動かす練習
首の動きと背骨の動きを連動させる練習
施術の結果
首を動かしても筋肉が張る感じもなく、楽に座った姿勢を保つことが出来ています。
翌日も長時間のパソコン業務にもかかわらず、疲れを感じることもありませんでした。
この方はパソコンのお仕事をされるので、今後は弱い部分を強くしていく形でサポートさせてもらいます。
ハレル野芥店より
今回は「背骨の硬さ」と「首の骨の過活動」が原因になっておりました。
多くの方が勘違いしているのが「痛いところ=原因」ということです。
痛みがある部位が原因となることはほとんどなく、痛みの出ている周辺の関節の不動が原因のことがとても多いのです。
身体を動かした時の痛みはどこが動かず、どこが無理をしているのかをしっかり見つける必要があります。
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