「40球打つと違和感が出る」
「スイングのフィニッシュ時に腰が痛い」
今回のお客様は、スイングのフィニッシュ時に腰の痛みで悩まれているゴルファーの方です。
病院も受診されましたが、レントゲンでも問題なく湿布を処方されただけ。
一向に効果がないという悲しい状況でした。
そんな状況でハレル野芥店のホームページを見て来院していただきました。
すると、2週間でラウンドを回れるようになり、最近では
「ゴルフクラブの月例コンペで優勝しました!」
とうれしいご報告を頂きました。
今回はこの方がどのように痛みを解消していったのかご説明していきますね。
どんな施術をしていったのか?
まず問診で「痛みの出ている場所」をお聞きしました。
痛みの場所によって問題が関節なのかそれとも違うところなのかが分かります。
この方の場合は腰ではなくお尻の上の方に痛みがあるとのことでした。
痛みの場所から関節ではなく筋肉に痛みが出ている可能性が考えられました。
姿勢のチェックと痛みの出る動作の確認
次のチェックポイントは「どんな動作で痛みが出るのか?」です。
これは実際に動いて頂いて確認します。
まず痛みの出ている動作を動画で一緒に確認して自分の動きを自覚して頂きます。
ここで動画を見て「私ってこんな動きしてたんですね」と驚かれる方はとても多いです。
なかなか自分の動きを自分で見るなんて機会ないですもんね。
痛みの出る動きがスイングなので素振りの動きを見ていくと…
この方の場合はパッと見て上半身が上手く回っていないように見えました。
詳しく聞いていくと腰がうまく回らない感じがあるとのこと。
こういう場合は上半身が上手く回せないために、股関節を必要以上に動かしてしまいお尻の筋肉に負担がかかる事が多いです。
この方の場合も背骨の動きを一時的に良くすると、素振りでの痛みがなくなりました。
そこで「背骨がかたくなり上半身が上手く回せない為、お尻に痛みが出ているのかな?」と目星がつきました。
痛みの原因は背骨の硬さにある
この方もそうでしたが、多くの方がスイングの時に「腰を回す」と思われています。
でも実は腰の関節には「身体を回す」という機能はなく、実際回っている関節は「胸椎」という胸の裏の背骨なんです。
この方も背骨の胸椎を動かしやすくすると、スイングの時に股関節にかかる負担が減り痛みがとれて行きました。
ですが…ここで注意点を
ただねじれを戻すだけだとすぐに元の痛みが戻ってしまうので、この正しい関節の動きを覚えるための運動を行います。
この動きを覚えることは”脳の学習”と言うのですが、そこまでやらないと3日〜7日後には元の痛みが出てきてしまいます。
・胸椎が硬くなり上半身が上手く回せない
・股関節が必要以上に動きすぎる
・胸椎の硬さ↓ ・股関節の過活動↓
胸椎を動かす練習
股関節の安定性と
胸椎の動きと連動させる練習
施術の結果
素振りをしても違和感なく、2週間でラウンドを痛みなく回る事ができました。
最近は2か月連続ゴルフクラブの月例コンペで優勝という結果も出されています。
この方は「ゴルフクラブのクイーン」を目標とされているので、今後は弱い部分を強くしていく形でサポートさせてもらいます。
ハレル野芥店より
今回は「胸椎の硬さ」と「股関節の不安定さ」が原因になっておりました。
多くの方が勘違いしているのが「痛いところ=原因」ということです。
痛みがある部位が原因となることはほとんどなく、痛みの出ている周辺の関節の不動が原因のことがとても多いのです。
身体を動かした時の痛みはどこが動かず、どこが無理をしているのかをしっかり見つける必要があります。
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