脊柱管狭窄症主な症状は長時間歩くと腰から下がしびれてきて1回休まないと長く歩くことができないというものです。
歩く途中で休む時に前かがみになることがその症状を和らげていると言われています。
ただこれを逆に言うと、普段から前かがみにならないといけない状態を作ってしまっているといえます。
なので脊柱管狭窄症にならないためのポイントとして、普段から前かがみになれることが挙げられます。
今回は「脊柱管狭窄症にならないためのポイントは前かがみにある」についてお伝えします。
脊柱管狭窄症予防ポイントは前かがみ
脊柱管狭窄症の方は前かがみになるのが苦手な方が多いです。
前かがみになるという事は背骨を丸く丸めるので神経の通り道である脊柱管が腰の所で広がるという事になります。
脊柱管狭窄症に多い姿勢
脊柱管狭窄症とは、まず体の中に首からお尻のところまで背骨が通っています。
その中を神経や血管が通り、その通り道が狭くなることで神経や血管を圧迫し痺れが出ると言うものです。
その脊柱管狭窄症の症状が出ている方の特徴として、腰を反らせたような姿勢の方が非常に多いです。
腰が反ると背骨の中を通る神経の通り道が腰骨のところで狭くなり、神経や血管を圧迫しやすくなります。
なので脊柱管狭窄症の症状が出ている方は腰を反らせたような方が非常に多く、前かがみになることで背骨も丸くなり神経の通り道の圧迫もなくなります。だから長く歩くと痺れてきますが、前かがみになり腰が丸くなる事で神経の圧迫がなくなり症状が軽くなるわけです。
という事は普段から前かがみになる事が出来ていないということにつながってきます。
なぜ前かがみになることが出来ていないのか
脊柱管狭窄症だけではなく腰痛持ちの方にも多いのですが、背中が丸くなり猫背になることを嫌がり胸を張る方が非常に多いです。
胸を張ると一見腰よりも上背中の方が伸びてるように見えますが、実際は腰がそってきて背中が伸びているように見えているだけです。
この意識を続けているとその腰を反った姿勢が当たり前になってしまい、腰を反る事はできるけども前かがみになることができなくなってしまいます。
またこのような姿勢を続けていると、反っている状態の方が楽になるため腰を前かがみに曲げることがなくなってきます。
そしてこれが続き、次第に曲げる方向に腰の骨が動かなくなってしまい腰痛や脊柱管狭窄症の症状が出る様になります。
あなたの背骨の状態をチェック
上の画像のように立って前屈をしてみてください。
この時に股関節が曲がっていても背骨が曲がらない方がいます。
本来であれば股関節と背骨が曲がってきて前屈ができるのですが、背骨が曲がらない方は股関節だけで曲げてしまっているので手が床についたとしても、背骨が曲がってなければ普段から背骨を反った状態で姿勢を保っていると考えられます。
このチェックは自分では見えませんので他の人にチェックしてもらってください。
予防トレーニング
まず画像のように椅子に座り、腕を組みそこから肘を90度まで上げます。
そこから肘と目線を動かさずに腰を曲げていきます。
この時に肘が下がってきたり、上半身が後に下がったりしないように気をつけてください。
このトレーニングやることにより腰の骨がしっかりと動き、丸まりやすくなるため脊柱管が狭くなるのを防ぐことが出来ます。
回数は10回を1セットとして、1日に2セットから始めてください。
まとめ
腰が反ってしまうと多くの問題がそこから出てきます。
なので、症状が出る前に自分の身体の状態を把握して予防していくことをお勧めします。
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