日本人の心のよりどころ「温泉」
肩凝り・腰痛などにいいと言われているので、「脊柱管狭窄症にも温泉は良いんですか?」と聞かれることがあります。
実際に温泉に入るとどんな効果があり、どんな症状がなおっていくのでしょうか?
身体にいいとされていますが意外としらない温泉の効果。
今回は脊柱管狭窄症の方が温泉にはいって得られる効果についてお伝えしていこうと思います。
脊柱管狭窄症と温泉の関係性
初めに結論を言ってしまいます。
脊柱管狭窄症は温泉に入るだけで良くなる・治るということは・・・
ありません!
もちろんこれは温泉だけでは治らないということですよ。
脊柱管狭窄症は背骨のなかを通る神経や血管が、背骨が狭くなることで神経や血管を圧迫してしびれや痛みを引き起こすというもの。
温泉は身体を温めてくれ、血流を良くして筋肉をゆるめ一時的に痛みや痺れを緩和させる対処療法になります。
なので脊柱管狭窄症の根本的な解決には、
背骨か狭くなっている原因を取り除かない限りは良くなりません。
しかし、背骨が反って狭くなっている原因の筋肉が硬くなっていることが関係している場合は、温泉でしっかりと血流を促し筋肉を柔らかくすることで脊柱管狭窄症の症状が緩和されることがあります。
温泉とは
温泉と普通のお風呂で得られる効果の違いってご存知ですか?
私も今回調べて知ったのですが・・・
筋肉や関節の慢性的な痛み又はこわばり、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、耐糖能異常(糖尿病)、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進
等のよく温泉で得られるとされている効果は25度以上のお湯なら何でも得られる。
実はこれらば血行促進効果によるものなので、温泉のようにいろんな成分が入っていてもいなくても、お家でお湯を湯船に張って入るお風呂で十分得られる効果なんです。
では温泉の効果とはなんでしょうか?
泉質別適応性という、それぞれの温泉の泉質に認められた効能のことです。
よく温泉に行くと書いてある「○○温泉の効能」ってやつですね。
切り傷に効くとか、乾燥肌にいいとか書いてあるのをよく見かけます。
ただしここで気をつけないといけないことは、いくら温泉でも25度よりも低い可能性があるということ。
25度よりも低ければ上でお伝えした効果は望みにくく、温泉の効能のみしか得られない可能性があるので注意が必要ですね。
温泉の入り方
脊柱管狭窄症はストレスや生活習慣の乱れなどで自律神経がみだれ、腰の筋肉が硬くなり痺れや痛みを引き起こすこともあります。
その為、心身ともにゆっくりとリラックスできる温泉は症状の緩和には有効です。
そんな温泉もただしい入り方があるようなのでご紹介しますね。
・温泉旅行のスケジュールにゆとりをもつこと
・食後すぐの入浴は避け、60分以上過ぎてからにすること
・入浴前は60分以上の休息をとること
・高齢者は1人ではなく2人以上で入ること
・入浴前の飲酒は避けるか、飲酒したらある程度酔いがさめてから入ること
・十分なかけ湯をすること
・汗が流れるほどの長湯は避けること
・まず、半身浴から、次いで手足をゆったり伸ばし、浴槽の縁を枕に浮いた姿勢で入ること
・入浴中こまめに手足を動かすこと
・入浴後は水分、湯、茶などを十分飲むこと
・温度が高いときは「3分入り、出て5分休む」を3回繰り返すとよい
・汗をかいたら乾いた衣服に着替えること
・入浴後は静かに休息をとること
・1日の温泉入浴は多くて3回までとすること
・車の運転のときは出発前の入浴は避けること
(社団法人 民間活力開発機構「温泉療養の手帖」 正しい温泉浴を楽しむ15条より引用)
あなたも以上の温泉の入り方を参考に、温泉を楽しみリラックスされてみてはいかがでしょうか?
まとめ
温泉で得られる効果は血流促進・リラックス効果と各温泉の効能が主です。
何度も言いますがそれだけでは脊柱管狭窄症は治ることはありませんが、対処療法的な使い方であれば有効だと思われます。
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